旦那さんのお友達Y君(エルサルドバル出身)の家でお誕生日パーティをするというのでお呼ばれで行ってきました。昨年の9月の話しです。9月というのは日本はまだ夏で、少し暑さが和らぐころだと思いますが、ウィニペグでは早くも冬を感じるような、ちょっと羽織るものが必要になります。

おうちにはY君のお友達が沢山集まっててお母さんがせっせと今日のご飯を準備してました。それを手伝っていると、そのY君のお友達の中に1人、寒そうな格好をした人がいました。まぁカナディアンは全然まだまだ寒くないだろうけど、暑い国からやってきた私たちに9月下旬は、少し肌寒い気候なのです。

話を聞くと、彼はキューバ出身。そりゃそうですよ。私がいるのはカナダですが、スペイン語話す同士で固まってますし、彼もフツーにスペイン語話してましたから、南国出身だということはわかってました。

でもまぁ、寒そうだなぁと思いながらも、別に誰が何を着ようと自由で、彼はそんなに寒さを感じない人なだけかもしれないと思いながら、パーティが始まり、夕食を食べて、ケーキカットして、コーヒー飲みながらそれぞれが話してると、そのキューバの寒そうな彼、K君が私にこれは自分の娘なんだと携帯の写真を見せてくれて、そこには可愛い2人の女の子が映ってました。

「カワイイね~。どこにいるの?」(カナダでは無さそうだったので)と聞くと、「キューバ、僕の国だよ」と。

で、私はすぐに察して、「じゃ、移民する為にあなたが一人でこっちに来たのね。」というと、「そうだよ。」と。

そこまではまぁよくある話だけど、ここから先はちょっと涙しました。

最初、ツーリストビザでトロントに入って仕事を探したけど無かった。そしたらたまたまFBで知り合った同じキューバ出身の友達がウィニペグに住んでて、ウィニペグはこんなにいいところだよ、移民権もカナダで一番取りやすい場所だよと説明してくれたのでウィニペグに来たと。

 

でも、去年、南国地帯を襲ったハリケーンのニュース、覚えてますか?当時のニュースはこちら

 

そのハリケーンのせいで、家族の住む家の屋根は吹き飛ばされ、現在家族は屋根のない家に住んでいるというんです。ハリケーンに巻き込まれなかっただけでも良かったと思う話ですが、屋根のない家に住みながら、でもお金が無いのでどうしたらいいのかと考えてる最中で、自分はやっぱりキューバに帰ろうかと思ったらしいんです。

 

そしたらK君の奥さんが、、、

「あなたはそっちで頑張って。私は子供2人と頑張るから。で、早く移民権を取って、私たちを呼び寄せて。私たちの将来の為に。。。」って。

 

作ってる物語でもなんでもなく、現実です。

 

以前メキシコで働いてた時に、会社の工場でワーカーとして働いてた19歳の男の子が高速道路の車の事故でなくなってしまって、彼は7人兄弟の長男でお母さんは離婚して一人で7人を面倒見てたらしく、19歳のその彼が家族を養ってたそうで、稼ぎ頭が亡くなった今、お金が無く・・・、食べ物も無い・・・、家は屋根と壁が無い・・・と会社に助けて欲しいと駆け込んできたんです。

 

ん?屋根と壁が無い家?

 

想像出来ないですよね。メキシコに住んでた私でも想像できませんよ。でも、こういう駆け込みはよくある話で、今、メキシコで多くの日系企業が進出してグアナフアト近辺は潤ってるように見えますが、メキシコ人から話を聞くと、潤ってるのは外国人だけで自分たちは仕事は増えたが給料が増えた訳ではないとよく話してくれます。

 

K君の話を聞きながら、そのメキシコの話を思い出しました。

 

日本に住んで、日本語しか話してなかったらこういう話は聞くことも無かったと思うけど、以前はドラマティックな話を耳にする度にいちいち驚いてましたが、最近はカナダに引っ越してきて、久しぶりに聞いたドラマティックな話だったので泣きました。でも目の前で泣いたら失礼かなと思って、トイレに駆け込みました。

 

こういう話を聞くと、日本人に産まれることが出来たことに感謝するし、今、私がしてる苦労なんて、彼らの苦労に比べたら何でもないと思えてしまいます。

 

トイレから帰ってきたら、Y君のお父さんがK君にセーターと靴下を貸してあげてました。だって、プルプルしてたし。早く移民権が取れるよう、家族を呼び寄せられるよう、頑張って欲しいです。

http://yukasaku.com/wp-content/uploads/2018/04/cyclone-2100663_1920-1024x683.jpghttp://yukasaku.com/wp-content/uploads/2018/04/cyclone-2100663_1920-150x150.jpgyukasakuカナダカナダ移民旦那さんのお友達Y君(エルサルドバル出身)の家でお誕生日パーティをするというのでお呼ばれで行ってきました。昨年の9月の話しです。9月というのは日本はまだ夏で、少し暑さが和らぐころだと思いますが、ウィニペグでは早くも冬を感じるような、ちょっと羽織るものが必要になります。 おうちにはY君のお友達が沢山集まっててお母さんがせっせと今日のご飯を準備してました。それを手伝っていると、そのY君のお友達の中に1人、寒そうな格好をした人がいました。まぁカナディアンは全然まだまだ寒くないだろうけど、暑い国からやってきた私たちに9月下旬は、少し肌寒い気候なのです。 話を聞くと、彼はキューバ出身。そりゃそうですよ。私がいるのはカナダですが、スペイン語話す同士で固まってますし、彼もフツーにスペイン語話してましたから、南国出身だということはわかってました。 でもまぁ、寒そうだなぁと思いながらも、別に誰が何を着ようと自由で、彼はそんなに寒さを感じない人なだけかもしれないと思いながら、パーティが始まり、夕食を食べて、ケーキカットして、コーヒー飲みながらそれぞれが話してると、そのキューバの寒そうな彼、K君が私にこれは自分の娘なんだと携帯の写真を見せてくれて、そこには可愛い2人の女の子が映ってました。 「カワイイね~。どこにいるの?」(カナダでは無さそうだったので)と聞くと、「キューバ、僕の国だよ」と。 で、私はすぐに察して、「じゃ、移民する為にあなたが一人でこっちに来たのね。」というと、「そうだよ。」と。 そこまではまぁよくある話だけど、ここから先はちょっと涙しました。 最初、ツーリストビザでトロントに入って仕事を探したけど無かった。そしたらたまたまFBで知り合った同じキューバ出身の友達がウィニペグに住んでて、ウィニペグはこんなにいいところだよ、移民権もカナダで一番取りやすい場所だよと説明してくれたのでウィニペグに来たと。   でも、去年、南国地帯を襲ったハリケーンのニュース、覚えてますか?当時のニュースはこちら   そのハリケーンのせいで、家族の住む家の屋根は吹き飛ばされ、現在家族は屋根のない家に住んでいるというんです。ハリケーンに巻き込まれなかっただけでも良かったと思う話ですが、屋根のない家に住みながら、でもお金が無いのでどうしたらいいのかと考えてる最中で、自分はやっぱりキューバに帰ろうかと思ったらしいんです。   そしたらK君の奥さんが、、、 「あなたはそっちで頑張って。私は子供2人と頑張るから。で、早く移民権を取って、私たちを呼び寄せて。私たちの将来の為に。。。」って。   作ってる物語でもなんでもなく、現実です。   以前メキシコで働いてた時に、会社の工場でワーカーとして働いてた19歳の男の子が高速道路の車の事故でなくなってしまって、彼は7人兄弟の長男でお母さんは離婚して一人で7人を面倒見てたらしく、19歳のその彼が家族を養ってたそうで、稼ぎ頭が亡くなった今、お金が無く・・・、食べ物も無い・・・、家は屋根と壁が無い・・・と会社に助けて欲しいと駆け込んできたんです。   ん?屋根と壁が無い家?   想像出来ないですよね。メキシコに住んでた私でも想像できませんよ。でも、こういう駆け込みはよくある話で、今、メキシコで多くの日系企業が進出してグアナフアト近辺は潤ってるように見えますが、メキシコ人から話を聞くと、潤ってるのは外国人だけで自分たちは仕事は増えたが給料が増えた訳ではないとよく話してくれます。   K君の話を聞きながら、そのメキシコの話を思い出しました。   日本に住んで、日本語しか話してなかったらこういう話は聞くことも無かったと思うけど、以前はドラマティックな話を耳にする度にいちいち驚いてましたが、最近はカナダに引っ越してきて、久しぶりに聞いたドラマティックな話だったので泣きました。でも目の前で泣いたら失礼かなと思って、トイレに駆け込みました。   こういう話を聞くと、日本人に産まれることが出来たことに感謝するし、今、私がしてる苦労なんて、彼らの苦労に比べたら何でもないと思えてしまいます。   トイレから帰ってきたら、Y君のお父さんがK君にセーターと靴下を貸してあげてました。だって、プルプルしてたし。早く移民権が取れるよう、家族を呼び寄せられるよう、頑張って欲しいです。メキシコからカナダに移民して、子供産んで、家買って、リフォームしながら猛勉強中。